漆喰の壁にはどんな良さがある?中古住宅のリフォームにおすすめする理由

漆喰の壁を塗る職人と明るい室内

中古住宅をリフォームするとき、壁の仕上げ材として選ばれることのある「漆喰」。自然素材ならではのやさしい風合いだけでなく、住まいを快適に保つさまざまな特徴があります。

今回は、漆喰の主な魅力と、採用する前に知っておきたい注意点をご紹介します。

漆喰の主な魅力

1.室内の湿度を調整する働き

漆喰には、室内の湿度が高いときに湿気を吸収し、乾燥したときには蓄えた湿気を放出する性質があります。

2. ホルムアルデヒドなどのVOCを低減する働き

ホルムアルデヒドは、合板や接着剤などから放散することがあり、目・鼻・喉への刺激や、シックハウス症候群の原因の一つとして知られている揮発性有機化合物(VOC)です。

漆喰の主成分である消石灰には、ホルムアルデヒドを吸着し、化学反応によって室内への放散を抑える働きが期待されています。ただし、その性能は漆喰製品の配合や施工条件などによって異なるため、すべての漆喰が同じ効果を持つわけではありません。

小さなお子様や高齢の方、ペットと暮らす家庭では、建材選びだけでなく、こまめな換気や適切な室温・湿度管理も含め、室内の空気環境を整えることが大切です。

3.生活のにおいを軽減

漆喰の表面には細かな穴があり、生活の中で発生するにおいの原因物質を吸着する働きがあるといわれています。

料理、ペット、たばこなどのにおいが気になるご家庭にも適した壁材です。

4.自然素材ならではの風合い

職人の手仕事による塗り跡や、やわらかな凹凸が生まれることも漆喰の魅力です。

同じ材料を使っても一つひとつ表情が異なり、ビニールクロスとは違った温かみのある空間に仕上がります。

5.光をやさしく反射して明るい印象に

漆喰の壁は光をやさしく反射するため、室内全体が自然で明るい印象になります。

照明や太陽の光が壁の凹凸に当たることで、落ち着きのある美しい陰影も楽しめます。

6.燃えにくい壁材

漆喰は、建築基準法に基づく告示で不燃材料として認められている壁材です。

燃えにくく、火災時に有害な煙が発生しにくい点も、自然素材を使用した漆喰の特徴です。

ただし、下地や施工方法、漆喰製品の種類によって性能が異なるため、使用する製品の認定内容を確認しましょう。

7.適切に手入れすれば長く使える

漆喰は昔からお城や蔵などにも使われてきた壁材で、適切に施工して手入れを行えば、長く使える可能性があります。

小さな傷や汚れは、部分的な補修や塗り直しができる場合もあります。定期的な張り替えが必要になる壁紙と比べ、長い目で見ると維持費を抑えられることもあります。

漆喰を採用する前に知っておきたいこと

漆喰には多くの魅力がありますが、施工には職人の技術が必要で、一般的なビニールクロスより費用や工期がかかる場合があります。

また、建物の動きや乾燥によって細かなひび割れが発生することもあります。仕上がりや性能は商品と施工方法によって異なるため、事前に確認することが大切です。

中古住宅の再生に漆喰という選択

中古住宅のリフォームでは、古くなった内装を新しくするだけでなく、住まいの快適さや素材の風合いを生かすことも大切です。

漆喰は、自然な表情を楽しみながら、室内環境にも配慮できる壁材です。すべての部屋ではなく、リビングや寝室など、過ごす時間の長い場所に部分的に採用する方法もあります。

株式会社きずなプラスでは、中古住宅の個性やご家族の暮らし方を大切にしながら、住まいの再生に取り組んでいます。